はじめに

 昨年から今年にかけては、いくつかのドローイングを除いては、視覚的的な作品よりも、言葉を用いて物語、フィクションを制作していた。色々な事情から、本格的に視覚的な作品が作れない状況が続いているので、できることをやった、とゆうこともある。もっとも、物語の制作は以前からやっていて、あるいはやろうと思ってできなかったことだし、今回の物語は言葉を用いた現代美術や、映画の様にも読むことができると思う。つまり、それらに、自分にとってはそれほど違いはないとゆうことだ。
 せっかく自分のサイトを作ったのだから、作品の一部を載せたりして、紹介や宣伝もやっていこうと思っていたのだが、結局、今回は、いくつかの物語を掲載することになった。はじめの部分は、二つの言語の同時掲載で、GENDAIBUNGAKU=現代文学と書いたのは、そういった意味もある。
 あと、この作品全体は、基本的に長編だけど、短編としても読めると思ったので、今回の様な形式で掲載することにした。色々まだ、ウエップは始まったばかりのメディアだし。
 また、この作品は、最初、出版しようと思って作った作品なので、すべて掲載する予定ではないし、今、日本で出版関係の知り合いは、全くいなくなってしまったし、すぐに出版できるめどがないとゆうのもある。僕自身、本は買って読む以外に、図書館とかでも読むし、物語は作っても、読まれなければ全く意味がないわけだから。とにかく、楽しんで読んでもらえればと思います。 
 あと、この作品をめぐって、美術や映画、小説などに関するエッセイを、二週間ほどしたら掲載するの予定なので、もし興味があったら、また覗いてみて下さい。
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平成12年5月 東京にて

 伊藤 祐二
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